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第14次漢詩-日本篇

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发表于 2006-6-20 08:09 | 显示全部楼层 |阅读模式
日本篇 共18人 18首
[1]投稿者 登龙 
菖蒲含雨独盘桓   菖蒲雨を含み独り盘桓す
日在回帰掩映看   日は回帰に在るも掩映に看る
偏祷健全作豊熟   偏に祷る健全豊熟を作すを
秧风吹面暂留歓   秧风面を吹き暂く留歓す
<解说>
菖蒲の花が雨を含んで咲き、独りぶらぶら歩く
回帰线の夏至点にあるも云が覆って掩映しているのを看る
一途に祈るばかりだ、健やかに豊年になるようにと
秧风は表面を吹き、暂く留まって楽しむ
昼が长く日照の天恩に谢し谷物の豊年に期待をかける。梅雨の时期で水も必要なので云が太阳を覆うのも一现象としてやむを得ない
[2]投稿者 常春 
晴耕雨読剰余寛   晴耕雨読 あり余る寛ぎ
交替阴阳长夏阑   阴阳は交替 长夏阑なり
老懒纔衔一杯酒   老いて懒く纔かに衔む一杯の酒
就床未暮起三竿   未だ暮れずして就床 起きるは三竿
<解说>
 根をつめてひとつごとに打ち込む気力衰え、読书、散歩、テレビ、庭弄り、と気を纷らせます。日は本当に长い。
そして明るい内に夕食。
以前は薄明かりで、夏は4时ごろに目覚めましたが、今はともすると8时、太阳は高く上っています。まあ、健康だけがとりえでしょうか。
[3]投稿者 绿风 
晨朝散策老人欢   晨朝の散策 老人の歓び
新绿森林鸟咔阑   新緑の森林 鸟咔 阑なり
麦浪熟成农事促   麦浪 熟成 农事促す
阳长一祷气平安   阳长くして 一に祷る 気の平安を
<解说>
今年の天候は极めて不顺で农作物が最悪の状态です。
麦秋の时期ですが、気象の安定を祷るだけです。
いただいた结句は「阳长祷気象温温 阳长くも 気象の温温を祷る」でしたが、主宰の独断で韵を整えさせていただきました。ご了承ください。
[4]投稿者 深溪 
梅霖连日在檐端   梅霖连日 檐端に在り
新竹新秧谁与看   新竹新秧 谁と与にか看ん
夏至垂纶待望里   夏至りて 垂纶 待望の里
老躯此节慰加餐   老躯此の节 加餐を慰らん
〇连日さみだれが轩先に垂れている。
〇雨に濡れた若竹や田の新苗を谁とともに见ようか。
〇夏に至れば川べりで钓り纟を垂れて英気を养おうと待ち望んでいる。
〇だが、この时节の変わり目に老体は夏に备えて栄养をとり大切にしよう。
〇老人の健康法は季节の変わり目にある、と。
[5]投稿者 嗣朗 
水涨棚田四面安   水涨る棚田 四面安んずれば
茅居独坐把书看   茅居に独り坐し 书を把って看る
长天夏至农人喜   长天の夏至 农人喜び
緑浪鸣蛙両不谩   緑浪 鸣蛙 ふたつながら谩かず。
 この时期、能势の棚田の田植えが终わって10日ばかり过ぎ、その畦道と稲苗が海浪を思わせ、静寂の中どこからともなく闻こえてくる蛙の声、街中では见れない事である。
[6]投稿者 鮟鱇 
短才挥短笔,    短才 短笔を挥い,
长日望长澜。    长日 长澜を望む。
觅句难成处,    觅句 成り难きところ,
斜阳入海残。    斜阳 海に入りて残(ざん)す。
[7]投稿者 鮟鱇 
杜鹃啼血梦魂丹,  杜鹃 血に啼いて梦魂丹(あか)く,
惊醒客中听雨寒。  惊き醒めて客中に雨の寒きを聴く。
短夜孤愁似长鬣,  短夜の孤愁 長鬣(ちょうりょう)の,
两毛迎夏解霜难。  両毛 夏を迎えるも霜を解き难きに似る。
<解说>
[语釈]
両毛:白髪まじり。
长鬣:长いあごひげ。
[8]投稿者 鮟鱇 
仰天云色暗,    天を仰げば云色暗く,
听雨客衣单。    雨を聴いて客衣単なり。
村酒流肠暖,    村酒 肠に流れて暖かく,
蜀魂啼血寒。    蜀魂 血に啼いて寒し。
伤心欲排闷,    心を伤めて排悶(はいもん)せんとし,
觅句试披肝。    句を覓(もと)めて肝を披くを试みたり。
长日诗陈腐,    长日 诗は陈腐にして,
短才愁更酸。    短才 愁いて更に酸たり。
<解说>
[语釈]
排闷:気晴らし。
[9]投稿者 鮟鱇 
同僚早退扈权官,  同僚 早退して権官に扈(したが)い,
窗外斜晖到远峦。  窓外 斜晖は远き巒(やま)に到る。
长日加班通夜苦,  长日 加班(かはん)す 通夜の苦,
短才空想举觞欢。  短才 空想す 挙觴(きょしょう)の歓。
笑倾醇酒壶中緑,  笑って醇酒の壶中に緑なるを倾け,
竞借醉颜楼上丹。  竞って酔颜の楼上に丹(あか)きを借る。
君饮我留迷吏道,  君は饮み 我は留りて吏道に迷い,
独瞻盈月转银盘。  独り盈月の银盘を転ずるを瞻(み)る。
<解说>
夏至の日、同僚はお伟方と酒を饮みにいつもより早く退庁、わたしは残业、という诗です。
[语釈]
権官:伟い役人。
加班:残业。
通夜:夜通し。彻夜。
吏道:役人の道。心得。
[10]投稿者 Y.T [夏日午睡偶遇雷雨]
馥郁栀花半已残   馥郁たる栀花 半ばは已に残(すた)れ
阴阴夏木噪蝉阑   阴阴たる夏木に 噪蝉 阑なり
沛然雷雨虫声歇   沛然たる雷雨 虫声 歇み
香梦覚来虚永叹   香梦 覚め来たって 虚しく永叹
[11]投稿者 明凤 [夏至偶成]
日长六月水光寛   日长き 六月は 水光 寛く
向暑轻衫时服单   向暑に 軽衫(けいさん) 时服は 単(ひとえ)なり
緑树成阴心气爽   緑树 阴を 成せば 心気 爽やかに
忽惊屋里野禽欢   忽ち 惊く 屋里に 野禽の 歓(よろこ)ぶを
<解说>
注)*日长=夏至のこと、
  *时服=クール・ビズの流行服。
夏至は、暑さを倶にする初めでもある。时恰も万人に、清凉を求める気持ちが募る时节でもあり、昨今はクール・ビズでノー・ネクタイの服装も流行して、更に自然の爽やかさを満吃出来ればと、その気持ちを野禽に托してみた。
[12]投稿者 杜正 [夏至蹴球世界大会感慨]
终业帰来夜未阑   业を终えて帰り来るも、夜はいまだ阑(たけなわ)ならず
群蛙喧聒睡眠难   群蛙喧聒(けんかつ)にして睡眠难たし
蹴球大会欧州始   蹴球大会、欧州に始まり
试合兴亡悲喜看   试合の兴亡、悲喜として看る
<解说>
夏至が近いため、仕事を终えて家に帰ってもまだ明るい。
田圃の蛙の声がうるさくて夜も眠れないほどだ。
それにもまして、サッカーワールドカップドイツ大会が始まった。
试合中継を悲喜おりまぜて、兴亡を歓声を上げて见る夜が続く。
日本顽张れ!
[13]投稿者 明凤 [夏至偶成]
日长六月水光寛   日 长き 六月は 水光 寛く
緑树成阴靑霭残   緑树 阴を 成して 青霭 残る
消夏轻衫心骨爽   消夏の 軽衫 心骨 爽やかにして
忘机团扇气魂安   忘机の 団扇に 気魂 安らかなり
白云变化华胥梦   白云 変化(へんげ)するは 华胥(かしょ)の 梦
墨笔纵横羲献坛   墨笔 縦横なるは 羲献(ぎけん)の 坛
读到嘉言尘外境   嘉言を 読み 到れば 尘外の 境
由来咏景试诗看   由来 景(けしき)を 咏ずるに 诗を 试みて 看る
<解说>
注)*日长=夏至のこと、   *羲献=王羲之と王献之父子(二王)
  *嘉言=二王の拓本の书言、*由来=むかしから、
 先に「七言絶句」を送信投稿しましたが、その后、各国皆さんのこれ迄の参加诗を阅覧しましたら「律诗」も多く、先の七言絶句に敷衍して「律诗」を作吟してみました。
[14]投稿者 菊太郎 
萧萧霖雨敲栏干   萧萧として霖雨 栏干を敲く
凭几翻书强自寛   几に凭り书を翻き 强いて自ら寛うす
短夜忽明残梦醒   短夜 忽ち明け 残梦醒む
连阴未霁独长叹   连阴 未だ霁れず 独り长叹す
<解说>
暦の上の夏至とはいえ、梅雨の真っ只中、郁陶しい毎日で気分も湿りがちのこの顷です。
[15]投稿者 冈田嘉崇 
裂空电影闪云峦   空を裂く电影 云峦に闪めき
清旦青田白露圆   清旦の青田 白露圆なり
畏日堆红华富贵   畏日の堆红 华富贵
薫风积翆竹平安   薫风の积翆 竹平安
时长巷陌夜阴短   时は巷陌に长くして 夜阴短く
月急郊原昼漏寛   月は郊原を急ぎ 昼漏寛やかなり
合合蛙鸣村路滑   合合蛙鸣いて 村路滑らかに
紫阳花发色初干   紫阳花发いて 色初めて干く
[16]投稿者 北口铁拐 
夏至迎来暑热阑   夏至迎え来たり 暑热阑なり
小庭风色卷帘看   小庭の风色 帘を卷いて看れば
石榴花放烛墙角   石榴花放ちて墙角を烛す
鸣始蜩声斜照残   鸣き始む蜩声に 斜照残す
[17]投稿者 藤原崎阳 
山村夏至野风寒   山村の夏至 野风寒く
栀子紫阳花正阑   栀子紫阳 花正に阑なり
潇洒心闲爱亭静   潇洒心闲にして 亭の静かなるを爱し
依稀梦断覚衣単   依稀 梦断えて 衣の単なるを覚う
丹青葩卉园庭艶   丹青葩卉 园庭艶やかに
水墨林泉池畔漫   水墨林泉 池畔漫く
雨雨晴晴日长候   雨雨晴晴 日长き候
甲东到处薄香残   甲东到る处 薄香残る
[18]投稿者 桐山人 [夏日登仙台青叶城址]
碧苔更古老杉蟠   碧き苔 更に古りて 老杉は蟠る
枉径崎岖痩杖叹   枉りし径は崎岖として 痩杖は叹く
千树万枝青叶满   千树の万枝に 青叶は满ち
夏风飒飒鸟声干   夏の风 飒飒として 鸟声干く

该用户从未签到

发表于 2006-6-20 13:34 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

日本人写中国诗也一套一套的~

该用户从未签到

发表于 2006-6-20 16:09 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

额晕~~~额粉晕。。。

该用户从未签到

发表于 2006-6-21 09:26 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

NND!
小日本都念念不望我之精粹,我国人就更不能忘!

该用户从未签到

发表于 2006-6-21 09:34 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

看来日本人最厉害的地方就是教科书了,投稿还写解注~!

该用户从未签到

 楼主| 发表于 2006-6-21 09:48 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

大家要多發揚國粹
不能寫輸外國人

该用户从未签到

 楼主| 发表于 2006-6-22 13:36 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

謝謝 我再頂上去

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发表于 2006-6-22 14:24 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

学习了:)

该用户从未签到

发表于 2006-6-22 15:51 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

下面引用由蝶依2006/06/21 09:48am 发表的内容:
大家要多發揚國粹
不能寫輸外國人
妹妹说的好!
记得看新闻说韩国人说他们保留的儒家文化比我们的强多了!汗啊!

该用户从未签到

 楼主| 发表于 2006-6-22 22:15 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

哥詩有寫的好ㄚ

该用户从未签到

发表于 2006-6-22 23:07 | 显示全部楼层

第14次漢詩-日本篇

路过,看了一下.
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