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第17次世界漢詩 陽春煙霞 - 日本篇

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发表于 2007-4-2 10:39 | 显示全部楼层 |阅读模式
第17次汉诗 诗题 阳春烟霞 日本篇
(一)作者:井古绠 [阳春烟霞(琶湖舟游)]
烟霞痼疾趁春韶   烟霞の痼疾春韶を趁ひ
驰思琶湖心更跳   思ひを琶湖に驰せれば心更に跳ぶ
津港高楼去渐次   津港の高楼は渐次と去り
竹生霊岛浮迢遥   竹生の霊岛は迢遥に浮ぶ
蓝天碧水尘肠洗   蓝天碧水に尘肠が洗はれ
仏徳神恩俗念消   仏徳神恩に俗念が消ゆ
丽日舟游有余得   丽日の舟游に余得有り
斜阳瞬霎画霓桥   斜阳の瞬霎 霓桥を画く
<解说>「烟霞痼疾」=山水の美を爱すること
「春韶」=春げしき 「琶湖」=琵琶湖  「津港」=大津港
「迢遥」=迢迢、はるか 「仏徳」=宝厳寺 「神恩」=都久夫须麻神社
「瞬霎」=一瞬の通り雨  「霓桥」=にじ
(二)作者:宫前明凤
亮光金树粲   亮光(りょうこう) 金树に 粲(かがや)き
无雪广寒韶   雪 无く 広寒 韶(うつく)し
池畔嫩芽遍   池畔に 嫩芽(どんが)遍く
霭霞阴翳调   靄霞(あいか)に 阴翳 调ふ
「广寒」 = 月のこと、(月にあると言う「广寒府」が由来。)
<解说>
 暖冬异変の今年は、雪国の金沢も殆ど无雪で推移しました。例年なら未だ冬とも言うべき3月の初めに、それも満月の夜に春の眺めを咏めるとは思いも寄らぬことでした。
<大意>
満月の3月4日、暖冬无雪の今年は、兼六园の雪吊り树木に、金箔饰りにライトアップ・イルミネーションが美しく映え、霞ケ池畔に若芽が萌え出して、月轮浩々たる夜景の下、もや霞みの阴翳が见事であった。
(三)作者:宫前明凤
无雪暖冬寒气凋  无雪の 暖冬に 寒気は 凋み
靑皇倥偬四温饶  青皇(せいこう)倥偬(こうそう)として 四温 饶(おお)し
催霞雨水春风动  霞を 催す 雨水に 春风 动き
启蛰以前畦润苗  启蛰 以前に 畦(はたけ)は 苗を 润す
「靑皇」 = 春の神 = 东皇  「倥偬」 = 忙しく慌しい様  「饶」 = 有り余る程多い。
<解说> 北陆の3月は、例年なら未だ冬の季节で、阳春の吟咏は4月にならないと诗兴涌かないことですが、暖冬の今年は早々と春の咏诗に至りました。<大意> 例年ならシベリアから寒気団が南下して、除雪に忙しい筈なるも、暖冬异変の今年は殆ど雪无しで推移した。その为もあってか、三寒四温の顺序も四温ばかりが多く、一足飞びに春の神の出番で、雨水や启蛰の节気も农暦に外れ、もや霞み棚引く圃(はたけ)には、はや草苗の若芽が萌す风景である。
(四)作者:Y.T [阳春见夕阳]
桃花谢了草萧萧   桃花 谢り了(つく)して 草 萧萧たり
绿徧长堤柳眼娇   绿 徧(あまね)し 长堤 柳眼 嬌(うつく)し
嗟叹无计留春住   嗟叹す 春を留め 住(おら)しむる 計(すべ)无きを
落日镕金方寂寥   落日 金を镕かして 方に寂寥
(五)作者:嗣朗 [阳春烟霞]
霭霞四望雨晴朝   霭霞 四望 雨晴るの朝
舞动黄莺影亦跳   舞动く黄莺 影 亦 跳る
丽日烟光春似画   丽日 烟光 春 画に似るに
桃花入眼一天妖   桃花 眼に入りて一天の妖
(六)作者:绿风 [阳春烟霞]
弥生淡雪蕾萌凋   弥生の淡雪 蕾萌(らいぼう)凋む
古寺山行气势销   古寺山行の気势 销す
闭坐翻来同辈句   闭坐し 翻きたる 同辈の句
诗心跃动解寥寥   诗心 跃动し 寥寥解く
<解说>
今年の异常気象(真冬は暖冬春に厳冬)の下での心境を作诗しました。
(七)作者:展阳 [阳春烟霞]
草木春装鸟语娇   草木も春の装い 鸟の声が可爱い
堤杨缕缕发青条   堤の柳なよやかに 青い枝を生ずる
敖游小径忘昏暮   気ままに小道で游び 日暮れを忘れ
隔水斜阳粲赤霄   水に隔てた斜阳の 赤い空があざやかだ
(八)作者:髙桥 子冲 [阳春赞歌]
鸟雀竹林赈  花阴香気漂  烟霞万里定  杨柳眼前揺   
日丽美人笔  风清才子箫  乾坤春季回  好日必须骄   
(九)作者:鮟鱇 [阳春烟霞 五絶]
万红吐香气,   万红 香気を吐き,
千紫乱春朝。   千紫 春朝に乱る。
闲却人间事,   闲却す 人間(じんかん)の事,
唯应探胜漂。   ただ応に探勝(たんしょう)して漂(さすら)うべし。
(十)作者:鮟鱇
画笔两三条,   画笔 両三条,
堪寻花可描。   花の描くべきを寻ぬるに堪えたり。
千红满郊野,   千红 郊野に満ち,
万紫绕山腰。   万紫 山腰を绕る。
香墨砚池溜,   香墨 砚池に溜り,
飞蚊老眼飘。   飞蚊 老眼に飘う。
黑樱如雪乱,   黒き桜 雪の乱れるが如く,
黄鸟化鸦妖。   黄鸟 鸦の妖しきに化す。
<解说>
飞蚊:飞蚊症により生じる蚊  黒桜:墨で描いた桜
黄鸟化鸦妖:墨で描いたウグイスがカラスのようであること
(十一)作者:鮟鱇 
樱云盛涌月临宵,   桜云 盛んに涌いて月は宵に临み,
堪赏春花如雪飘。   赏するに堪えたり 春の花の雪のごとくに飘えるを。
莫吝千金不沽酒,   千金を吝(おし)みて酒を沽(か)わざることなかるべく,
何妨醉笔走笺遥。   何んぞ妨げん 醉笔の 笺を走ること遥かなるを。
(十二)作者:鮟鱇 
万紫千红吐香气,   万紫千红 香気を吐き,
一吟十里踏花朝。   一吟十里 花朝を踏む。
樱云流处风烟淡,   桜云流れるところ风烟淡く,
人立长堤诗味饶。   人 长堤に立てば 诗味饒(おお)し。
(十三)作者:鮟鱇 
梦醒南窗见碧霄,   梦醒めれば南窓に碧霄(へきしょう)见え,
老残延寿到花朝。   老残 寿を延ばして花朝に到る。
随风漫歩春光暖,   风に随い漫に歩めば 春光暖かく,
侧耳闲听鸟语娇。   耳を側(そばだ)て闲に聴けば 鸟语娇なり。
笑入樱云赏香雪,   笑って桜云に入り香雪を赏し,
将挥诗笔坐山腰。   将に诗笔を挥わんとして山腰に坐る。
夕烟流处无声病,   夕烟流るるところ声病なく,
雅韵玲珑平仄调。   雅韵 玲珑にして 平仄调う。
(十四)作者:投稿者 鮟鱇 
樱云盛涌遶溪桥,   桜云 盛んに涌いて渓桥を遶り,
悦目山光映水摇。   悦目の山光 水に映じて揺らぐ。
花客寻幽列如蚁,   花客 幽を寻ね 列をなして蚁の如く,
诗人觅句醉倾瓢。   诗人 句を觅め 醉って瓢を倾く。
吟争黄鸟领春昼,   吟じ争えり 黄鸟の春昼を领したると,
看过青娥夸柳腰。   看过ごせり 青娥の柳腰を夸りおるを。
挥笔染笺连凤字,   笔を挥い笺を染めて凤字を连ね,
菲才偏靠酒功饶。   菲才 偏えに靠(よ)らむ 酒功の饶きに。
(十五)作者:髙桥 子冲 
漠漠烟霞千里妖   漠々たる烟霞千里に美しく
候禽一路上青霄   渡り鸟は一路青い空に上る
数奇才子笔琴极   数奇の才子の笔(文笔 絵画)琴(音楽)は极まる
春色着人诗味邀   春の景色人にきて诗的兴味をむかえる
<解说>
春の自然の景色と、渡り鸟、才子の芸术的感情の高まり、诗的兴味の到来を喜ぶ。
(十六)作者:常春 [阳春烟霞(看农鸟岳残雪)]
残雪鲜明农鸟雕   残雪鲜明 农鸟を雕る
棚田烟淡听春韶   棚田の烟淡く 春韶を聴く
例年吉兆今秋奈   例年の吉兆 今秋は奈んぞ
逸轨天公恩景饶   逸轨の天公 景饶を恩むや
(十七)作者:常春 [阳春烟霞(散策竹林有感)]
雨晴村落紫霞漂   雨晴れて村落 紫霞漂う
新笋丛生竹叶椒   新笋丛生して 竹叶椒たり
君子宜春拂云势   君子春を宜び 云を拂う势あり
白头迟日觉秋凋   白头遅日 秋凋を覚ゆ
(十八)作者:宫前明凤 
冬季常年积雪饶   冬季は 常年 积雪 饒(おお)きも
今期异变六花凋   今期の 异変で 六花 凋む
东皇已到寒威滞   东皇 已に 到るも 寒威 滞まり
雁鹤回归烟雾遥   雁鹤 回帰して 烟雾 遥かなり
水弛蒸霞増暖气   水 弛み 蒸霞は 暖気を 増し
风和春意集疎条   风 和らぎ 春意は 疎条に 集る
阳光易湿冥蒙里  阳光は 湿り 易し 冥蒙の 里 
天惠韶雰词赋超   天恵の 韶雰(しょうふん)は 词赋を 超ゆ
<解说>
先の参加时は、全くの暖冬异変の感懐であったが、その后「寒の戻り」で「真冬」に逆戻りした様。改めて「阳春烟霞」の感懐を律诗で记してみました。
<大意>
1月2月には殆ど积雪は无かったが、3月になって降雪あり、寒威もぶり返して、暖冬异変も帐消しの感である。それ即ち「寒の戻り」で「真冬」に逆戻りした様。それでも渡り鸟が北へ帰る顷とも相なると、日々暖気も増して、春の霞みは雨模様なるも、その韶华の景色は言叶で表わすに至难である。
「东皇」=青皇=春の女神  「疎条」=叶も疎らな枝  「韶雰」=韶华=春の景
(十九)作者:投稿者 宫前明凤 [阳春烟霞无情 一]
半岛端头大鲶跳   半岛の 端头に 大鲶 跳ね
突然激震战春朝   突然の 激震は 春朝を 戦(おのの)かす
被灾报道传惊愕   被灾の 报道は 惊愕を 伝へ
摇返不休魂欲消   揺り返し 休(や)まずして 魂 消えんと 欲す
<解说>
3月25日朝9时42分顷、震度6强の能登半岛地震では、肝を溃した感懐です。地元では、まさかあの様な大地震が起こるとは思いも寄らぬことで、当日は号外の夕刊を出す报道でした。「摇返」=余震(その后5日间で255回)
(二十)作者:宫前明凤 [阳春烟霞无情 二]
大鲶突然暴   大鲶 突然に 暴れ
念呻家屋摇   唸呻(てんしん)して 家屋 揺らぐ
能登风土惧   能登の 风土は 懼(おそ)ろし
激震丽霞消   激震に 丽霞は 消ゆ
<解说> 
俚謡に「能登は优しや土までも」と呗われ、能登の自然风土はその人情と共に、豊かな光彩を放ったものだが、今回の大地震でそのイメージは吹っ飞んだ感である。でも、各地からのボランティア支援も陆続と駆けつけて下さり、相変らずの余震はあるものの、人々は间もなく、复兴の槌音と共に立ち上がることでしょう。
(二十一)作者:杜正 
丘上春霞坐半宵   丘上の春霞 半宵に坐す
看桜酒客発长謡   桜を看る酒客 长謡を発す
洋行明日离情切   洋行 明日 离情切なり
红雨恍然魂欲消   红雨 恍然と 魂 消せんと欲す
<解说> 
春らしくなり、丘の上は霞がかかっている。今は宵の口。丘の上に腰を下ろすと、客が夜桜を见ながら酒を饮んで謡を歌っている。自分は明日から米国に长期出张と思うと、この日本の情景から実に离れがたい。降り注ぐ桜の花の下で、あまりの情趣に恍然と気を失うばかりだ。
(二十二)作者:秃羊
一朶初开暄暖朝   一朶 初めて开く 暄暖の朝
晴光穿叶鸟声娇   晴光 叶を穿って 鸟声娇かなり
春山肩耒觅新笋   春山 耒(すき)を肩に 新笋を觅むれば
千里烟霞雪岭遥   千里 烟霞 雪岭遥かなり
(二十三)作者:菊太郎
摘芳游客独逍遥   芳を摘む游客 独り逍遥
四野风光春色娇   四野の风光 春色 娇たり
偶到长堤烟树径   たまたま到る 长堤 烟树の径
飞花一片帯阳飘   飞花 一片 阳を帯びて飘える

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 楼主| 发表于 2007-4-3 16:14 | 显示全部楼层

第17次世界漢詩 陽春煙霞 - 日本篇

日本增加
(二十四)作者:登龍 
萬櫻爛漫太平謠   萬櫻爛漫太平の謠
渡水禽聲隔水招   水を渡る禽聲水を隔てて招く
早暖霞光遠景好   早暖霞光遠景好し
郊遊十里世機消   郊遊十里世機消す
(二十五)作者: 謝斧 
坡公曾説好春宵   坡公曾って説く春宵の好きを
我愛虚舟古渡朝   我は愛す 虚舟古渡の朝
隔水風花紅靄靄   水を隔てて風花 紅靄靄
連堤煙草綠迢迢   堤を連ねて煙草 緑迢迢
蒸藜炊黍羞魚膾   藜を蒸し黍を炊いで 魚膾を羞め
燒筍煮芹添酒瓢   筍を燒き芹を煮て 酒瓢を添う
醉客陶陶野遊嬉   醉客陶陶として野遊を嬉み
村村処処艷陽嬌   村村処処 艷陽嬌かなり
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